[加山又造と大磯]展へ
自分の絵の師匠と言っていいくらい実は影響をうけている加山又造先生の大磯での仕事を紹介する展示があると知り、大磯町郷土資料館へ。
藤沢から意外と近くて、行きは空いてて車で1時間弱で着いてしまいました。
(帰りは案の定ちょっと混んでましたが)
熱海や箱根は昔から何度も行っていましたが、だいたい大磯は通り過ぎていた感じなので、大磯に行ったのははじめてかも。
今回は贅沢にもお孫さんの加山由起さんに詳しくご解説いただきながら見ることができました。ありがとうございました!
先生は若い頃は絵本の挿絵なども手がけていたそうなのですが、これは作品集などでも見たことがなく、はじめて見たかもしれません。
鳥や動物の姿を美しくデフォルメした先生の動物画の原点とも言える作品でした。
コンピュータグラフィックス黎明期に手がけていたMacとタブレットで描いた作品と、当時使用していた古いマシン、陶板作品、版画の制作過程や、原画など、貴重な資料をたくさん見ることができました。
制作の場所も大物は鵠沼のラボ、息子さんとの陶器のコラボ作品や版画などは大磯、またもとのご自宅の横浜も活発に渡り歩きながら仕事をされていたそう。
今回は作品そのものというよりも、作家としての活動の流れを感じることができてとてもよかったです。
その後、大磯町郷土資料館のほかの展示や、大磯城山公園内、旧吉田茂邸(再現建築)も見学。この場所で米大統領等海外の要人も接待したとか。
大磯って意外に歴史が古くて、漁港として栄えていたこともあり大陸からかなり早くから文明が持ち込まれていたらしい、ということや、戦前〜戦後の政治の重要人物の拠点だったり、意外に見応えがあってびっくりしました。街おこしのやりようでは熱海とか小田原よりもっと活気が出るのでは?と。
ただ今日みたいに混んでなくて、駐車場も無料で静かに一人散策できるのもそれはそれで貴重かもしれないですね。
とても充実した一日でした。
[加山又造と大磯]展は今週末日曜日までやっていますので気になった方はぜひ。
Kommentare